#ScalaMatsuri 2016に参加しました! #Scala #Akka
2016年1月30日(土)〜31日(日)にて開催された、ScalaMatsuri2016に参加しました。
ScalaMatsuri 2016|日本最大級の Scala のカンファレンス
当日はScalaにおける海外の有名人(Typesafe CTOやAkka、Scala-jsコミッタ、ScalaTest作者など)が参加され、登壇もされていました。
英語でのセッションも多かったですが、トランスレータの方々が同時通訳をされており、英語がわからなくても講演を聞くことができました。
技術的な内容を通訳するというのはそれだけで大変だったと思われますが、その業界に強い方々だったのか、特に違和感なく聞くことができました。
ぜひ次回もあってほしいなと思いました。
参加人数も過去最大で、スタッフの方々におかれましては、事前準備、および当日の運営、本当にお疲れ様でした。
楽しく参加でき、またScalaに対する自分の考えを深掘りすることができました。
ありがとうございました。
参加したセッション
1日目
- Refactoring in Scala
- 猫という考え方
- Dockerをベースとしたインフラ上でのPlay frameworkアプリケーション本番運用ノウハウ
- アジアから Scala OSS に貢献するということ
- みんなの関数型プログラミング
- レジリエンスが無ければ、他は無いも同じ
- The Zen of Akka
- ドワンゴアカウントシステムを支えるScala技術
2日目(アンカンファレンス)
- Domain Specific Language(NASA, Guardianの話題)
- Scalaz入門
- Async Testing in ScalaTest 3.0
- Typesafeの人にリアクティブについて聞こう
- DDD+CQRS+EventSourcing実装する会(Akkaパフォーマンスチューニングについて話してみよう会)
- パネルディスカッション:Scala社内教育
今回のScalaMatsuriを通して思ったこと
今回のScalaMatsuriは前回に比べ、どのようにして使うべきか、どのようにして社内に導入すべきかみたいな話は割と少なく、事例が多くなってきた印象を受けました。
個人的に参加させていただいて一番の収穫は、Akkaに関する知見を深められたことだと思います。
もちろん、抽象化による純粋関数型Scalaの考察も面白かったし、大変興味深いものでした。
しかし今回はそれ以上に、システムアーキテクチャにScalaやAkkaをどのように利用していくか、
Akkaをコアにした周辺エコシステムに関するお話が非常に面白く、色々考える事ができました。
レジリエンスを高めるためのお話、Akkaを扱う上での考え方、AkkaでDDD+CQRSを実装することに関する考察、すべて実システム稼働を見据えた積極的な議論に参加することができたと思います。
Better Java的な位置付けでたまたま出会ったScalaに、3年間取り組み続けた判断は間違っていなかったということを確認することができたカンファレンスでした。
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